歴史を動かすのは「人間」の意志か、それとも「運命」か――。
長年、家畜育種学という生物学的視点から生命の連鎖を見つめ、同時に東洋史の深淵を探究してきた私が、一つの結論に辿り着いた一冊が完成しました。
タイトルは、『中国史は地理で決まる:地図を片手に読み解く覇道の真実 』。
本日、Amazon Kindleにて無事出版の運びとなりました。
なぜ今、「地理」なのか
中国大陸は広大です。しかし、その広大さゆえに、歴史の表舞台に立つ「場所」と「環境」には明確な法則性が存在します。
なぜ王朝の交代は、常に北から南へと動くのか。
なぜ長江流域は、経済の要所でありながら政治の主導権を握りきれなかったのか。
遊牧民と農耕民を分かつ「年降水量400ミリ」の境界線が、どれほど残酷に帝国の運命を左右したのか。
本書では、単なる年号の暗記としての歴史ではなく、「地形・気候・生態系」という動かしがたい物理的条件を補助線に引くことで、複雑な中国史のダイナミズムを解き明かします。
本書の構成と見どころ
専門である生物学的な視点も交えつつ、地図を眺めるように歴史を俯瞰できる構成を目指しました。
第1章 黄河文明は、広大な黄河の「どこ」で産声を上げたのか?
第2章 中国最古の女将軍は? ――「商」という覇権の正体
第3章 二大古都の攻防 ――秦はなぜ「東」を目指したのか?
第4章 海と平野の国・斉 ―― なぜ最初の覇者になり、最後に滅びたのか?
第5章 「漢」の由来を知っていますか? ――敗者から始まった「民族の誇り」
第6章 前漢の都は長安、後漢の都は? ――帝国の膨張と「血」の教訓
第7章 後漢の最後の都はどこ? ――群雄割拠と曹操の覇道
第8章 三国志の時代の都はどこ? ――三つの都が生んだ、三つの国家の運命
第7章 諸葛孔明は、険しい山を越えて「何回」北伐を繰り返したのか?
第8章 卑弥呼の朝貢を一番喜んだのは誰だったのか ――魏を支え、次の時代を準備した男・司馬仲達
第9章 蜀の滅亡から、わずか二年後に滅んだ国はどこか ―― 司馬師と司馬昭、兄弟が「時代を終わらせた」理由
歴史ファンの方はもちろん、現代の国際情勢や投資環境を読み解く上での「大局観」を養いたい方にも、ぜひ手に取っていただきたい内容です。
著者より読者の皆様へ
私はこれまで、家畜育種学や歴史、投資など多岐にわたる分野で執筆を続けてまいりました。その根底にあるのは常に「物事の成り立ちを根本から理解したい」という探究心です。
今回の著作は、私の中国史研究における一つの集大成であり、今後の執筆プロジェクトの柱となる作品です。本書を通じて、皆様の歴史観がより立体的で深みのあるものになれば幸いです。
▼ 詳細・ご購入はこちらから

コメント