NECが手に入れたのは「危なすぎて売れないAI」でした ― Mythosと、AI費用で営業利益の2割が消えたトレンドマイクロ

AI

2026年9月2日、NECがAnthropicのAIモデル「Claude Mythos Preview」を使えるようになったと発表しました。見出しだけ読むと、よくあるAI導入のニュースに見えます。

ところがこのモデル、お金を出せば買えるものではありません。開発元のAnthropic自身が「広く提供するには危険すぎる」と言っているモデルで、招待された組織しか触れない。日本企業では、トレンドマイクロ、日立製作所に続いて3社目です。

何ができるのかは実績を並べたほうが早い。OpenBSDで27年間、FFmpegで16年間、だれにも見つけられていなかった脆弱性を発見しました。FFmpegのほうは、自動テストツールが500万回以上走ってもすり抜けていた箇所です。さらにLinuxカーネルでは、単体では大したことのない小さな穴を複数つないで、一般ユーザー権限からマシンの完全な制御を奪うところまで到達しています。

そして、その隣でもう一つの事件が起きています。トレンドマイクロが8月13日に発表した下方修正です。売上は11.0%増えているのに、営業利益は23.5%減。理由はAIトークンコストを含むクラウド費用でした。

note記事では、次のような内容を扱っています。

  • Claude Mythosの正体 ― 27年分の穴を見つけたAIと、CyberGym83.1%というベンチマーク
  • Project Glasswingとは何か ― 発足時パートナー12社と、1億ドルのクレジットが意味するもの
  • NECの目論見 ―「社内利用限定」という但し書きを、実験と読んではいけない理由
  • 日本勢の並び方 ― トレンドマイクロ、日立、NECが狙う場所が見事に違う話
  • 営業利益21.3%引き下げ、株価は約3割安。AI費用がソフトウェア企業の粗利を壊し始めた
  • CrowdStrikeの売上原価の内訳と比べると、何が違うのかがはっきりします

続きは、noteの記事でお読みください。

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