2026年7月31日、ファナック(6954)が2027年3月期の第1四半期決算を出しました。売上2,310億円でプラス17.7%、営業利益535億円でプラス26.1%、営業利益率23.2%。同時に通期予想を上方修正し、500億円の自社株買いも発表しています。業界全体も強く、日本ロボット工業会の2026年受注見通しは1兆2,200億円で、4年ぶりに過去最高を更新する見込みです。
ところが、ロボット関連22社の財務データと株価を自分で集めて並べ直すと、証券会社などが出しているアナリストレポートとは、かなり違う会社の姿が見えてきます。最初に引っかかったのがこれです。ファナックの営業利益率は21.4%。同じように産業用ロボットの本体を作っている安川電機は8.7%、不二越は4.1%、芝浦機械は3.3%。同じ商売のはずなのに、なぜファナックだけが2倍から6倍の採算なのか。
答えは「ロボットが上手いから」ではありませんでした。この会社の利益は、私たちが思っているのとは違う場所から出ています。そしてそれが分かると、いくらまでなら払っていいのか、という話までまるごと景色が変わります。
noteの記事では、次のような内容を扱っています。
- 営業利益率23%の正体――ファナックの利益はロボットではなくCNCから出ている
- ロボット業界を3つの型(寡占部品型・頭脳型・本体組立型)に分けて読む方法
- いま業界を動かしているのは自動車ではない――ロボット株を買っているつもりで半導体株を買っていませんか
- 営業利益率8%超・PER20倍未満・自己資本比率60%超でふるいにかけたら、主要10社が全滅した話
- 同じ減速機なのにPER113倍と23.8倍――業績で説明できる株と、物語で説明されている株
- 四大メーカーのもう一角、安川電機の営業利益が2割減った理由と、THKが1年で別の会社になった理由
本記事は有料note記事です。ここでご紹介したフックの続き(22社の数字の読み解き方と、層ごとの見分け方)は、noteでお読みいただけます。

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