日本銀行の政策金利が2026年6月に1.0%になり、上場地銀の合計純利益は前期比プラス37%、約1兆7千億円で2期連続の過去最高益になりました。金利のある世界が戻ってきたのですから、地銀は絶好調ということになります。
そこで、上場している第一地方銀行のグループ16社について、決算の数字と株価の指標を自分で集めて並べ直しました。ROE・純利益率・自己資本比率で「質」を48点、予想PER・PBR・予想配当利回りで「割安さ」を48点、合計96点満点で採点しています。財務は2026年3月期実績、株価指標は2026年7月31日時点です。
結果、総合1位は七十七銀行の78点でした。経常収益2,112億円で16社の中では最も小さい会社です。しかも質の採点では1位ではなく(1位は京都フィナンシャルグループの46点)、割安の採点でも1位ではありません(1位は第四北越フィナンシャルグループの44点)。それでも2位・3位の69点に9点差をつけました。総合スコアという道具は、突出ではなく「どこも欠けていないこと」を拾うからです。
noteの記事では、次のような内容を扱っています。
- 16社の総合順位(96点満点)と、質・割安それぞれの内訳
- 同じ会社・同じ日の株価で、実績PER13.1倍と予想PER24.4倍に分かれる理由――京都フィナンシャルグループの純益プラス165%が、なぜ額面通りに受け取れないのか
- ROEが16社で最高(9.5%)の群馬銀行が、総合6位に沈んだ理由
- PBR1倍割れには2種類あるという話――九州0.83倍・山口0.92倍と、第四北越・ちゅうぎん・八十二長野は意味がまったく違う
- 純利益で16社最大の横浜フィナンシャルグループと、TSUBASA盟主の千葉銀行が、割安スコアで最下位圏だった理由
- ROE7%超・PBR1.2倍未満・配当利回り2.5%超の3条件を通ったのは16社中3社だけ(都市銀行では実質ゼロ)
- スクリーニングには出てこない材料――群馬新潟フィナンシャルグループ(2027年4月予定・総資産21.5兆円)と、しずおかフィナンシャルグループ×名古屋銀行(2028年4月予定・総資産22.1兆円)
この記事は全文無料でお読みいただけます。銀行の決算を製造業の物差しで読むと必ず誤読する理由(自己資本比率5.9%は正常です)や、データを集める過程でつまずいた4か所も含めて、noteに書きました。

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